top of page
⑭-1.jpg

当ツアーでは、ほとんどの時間を船上からクジラを観察しながら過ごします。

しかし、海況・クジラの状態・お客様の状態、すべてのコンディションが整ったとき、水面に入水してクジラの観察を行います。

水面上でのダイナミックなパフォーマンスとはまた違う、ほ乳類独特の優しさが伝わってきます。

水中で見るクジラの美しさは格別です。10mをこえる巨体が優雅に水の中を踊るように泳ぐ姿は、まさに神秘。

全ての人に一度は見てほしいと思うほど、他に類を見ない感動的なシーンを

許される限り全力でお届けします。

昨今のザトウクジラに対する水中遊泳の批判もある中、久米島では、ガイドの指示に従い、ルールを守って行えば入水して観察することも可能です。

私達としては、船上からの観察も、入水しての観察もずっと続けていきたいと切に願っております。

ご参加下さる皆様の安全を守るため、またクジラたちにかける負担を少しでも少なくし、今後もクジラたちが安心して回遊して来れる海域を守るため、いくつかのルールを設けて開催しております。

お守りいただけない場合は水面観察、または船上観察を中止し、帰港する事もあります。その場合の払い戻し等には応じられませんのでご了承下さい。

 

チャンスがあれば積極的に入水しますが、必ず水中に入れるものではなく、その日の状況、その時のザトウクジラの状態が頗る良好な時にのみ、水面で観察するというルールにしております。

入水しての観察は、クジラたちに大きな負担を与えかねません。

少しでも負担を少なくして観察するために、入水の際はスキンダイビングとなります。

観察は安定した海況での水面のみ、水中への潜降は禁止とします 。

こちらからクジラに寄るのではなく、あくまでもクジラが警戒心を緩めて、向こうから近づいてくれるのを待つというスタイルになります。

そのため、モノフィン・ブレードの長いプラスチックロングフィンの使用は禁止とします。

水面では少なくとも20秒おきに顔をあげ、船とバディ、スタッフの位置を確認して下さい。鯨類に対する思い入れのあまり、人間、そして船舶航行の安全をおろそかにする行為は厳に慎んで頂くよう、お願い致します。

スキンダイビングに関する保険等の保障に関する基準は国内で議論が殆どなされていません。
ご自身で十分な補償を準備する事を強くお勧めすると共に、興奮状態にあっても自制心を忘れず、確実なスキルがある状態で臨んで頂けることをお願い致します。

冬の海域の平均波高は2.5-3mで、観察海域の水深は60m以上です。
おぼれ、ブラックアウト等の深刻な事態では、救援が極めて困難です。
船酔いによる嘔吐などは、高い波の日は、落水の危険をより高めます。
スタッフは操船・クジラの追跡に従事していることがほとんどですので、カメラ・フィンなどの受け渡しもできない場合もあります。ラダーを使い自力で船に上がれる体力も必要です。

心配な方は事前にトレーニングを積んでお越し頂ければ幸いです。
 

 

例年、久米島近海に訪れるのは主にザトウクジラです。港を出て5分のところに居る日もあれば、2時間以上移動した場所に集結する日もあります。

視界ぎりぎりの場所でしか接近できない日もあれば、目の前で数十回にわたって激しいアクションをする日もあります。
このように、その日によってクジラの気分は変わります。
大荒れで逃げるように帰る日もありますし、1日探してブローひとつ発見できずに帰る日も稀ですがあります。接近を許してくれる個体のみが観察でき、更にそのうちのごくごく少数が、水中で観察する事を許してくれるという、非常に稀で幸運な出来事を、広い心で待って頂ける方にご参加いただきたいと思っています。

全てはクジラ次第です。どんな状況でも、クジラとの出会いは一期一会です。

その瞬間の出会いをお楽しみください。

エントリー方法(母子クジラ以外へのアプローチ)

ガイドが最初に入水します。

クジラが興奮状態になく、安全に観察できると判断した場合、水面から合図を送ります。

船長の合図で一斉に入水します。

入水は船の右舷・左舷・後方いずれか一方からです。

指示された場所以外からの入水は絶対におやめください。

指示されたタイミングを逃してしまった場合も入水を見送ってください。

入るときできるだけしぶきや音を立てず、クジラに刺激を与えないように入水してください。

入水したらクジラが居る方向に向かって泳ぎます。

その際、フィンが水面から出てしぶきをたてることがないように、静かにキックしてください。

クジラの姿が見えたらフィンキックをやめ、身体の動きを止めてください。

​見えた場所で止まってクジラを観察します。

エントリー方法(母子クジラへのアプローチ)

母子クジラの水中観察は、基本的に母クジラが水中で止まった時に可能となります。

息継ぎの回数が多い子クジラの浮上地点を観察し、母クジラが水中で止まっていると判断されると、ガイドが最初に入水します。

ガイドはクジラが見えた場所で止まります。

その後子クジラが浮上を数回行い、母子ともに警戒心が薄れるのを待ちます。

ガイドが入水した時点で母クジラが動き出した場合は、入水を見送ります。

ガイドの入水可能の合図ののち、船長の合図で一斉に入水します。

入水は船の右舷・左舷・後方いずれか一方からです。

指示された場所以外からの入水は絶対におやめください。

指示されたタイミングを逃してしまった場合も入水を見送ってください。

入るときできるだけしぶきや音を立てず、クジラに刺激を与えないように入水してください。

入水したらクジラが居る方向に向かって泳ぎます。

その際、フィンが水面から出てしぶきをたてることがないように、静かにキックしてください。

クジラの姿が見えたらフィンキックをやめ、身体の動きを止めてください。

​見えた場所で止まってクジラを観察します。

母クジラは子クジラに近づくものには非常に強い警戒心を抱きます。子クジラが近くに浮上しても絶対に自分からは近寄って行かないようにしてください。

bottom of page